理事長室
熱血理事長の希望日記

言葉の力

2025.10.21

「言葉の持つ力」を努力と才能で発揮したのがイングランド国王のエリザベス1世(1533ー1603)です。一生独身でとうしました。エリザベス1世は国王就任時に、国王として結婚し子どもを授かることを主張する国会の前でこのようなスピーチしました。「私はイングランドと結婚したのです!。私の子どもはイングランドのすべての国民です!。私自身にはこどもは必要ないのです。」と。当時、世界の覇権だったスペインがイングランドを配下にするため世界に誇るスペイン無敵艦隊で攻め込みます(アルマダ海戦)。1588年8月8日迎え撃つ戦場にエリザベス1世は馬に乗って駆け付け、5000人の兵士の前に立ちこうスピーチします。(有名なティルベリーの演説です)「私はイギリスの国王とし側近が危険であると止めるのを振り切ってここに来ました。あなた方の中で生き、そしてあなた方の中で死ぬためにです。たとえ塵になろうとも、我が神、我が王国、我が国民、我が名誉、そして王家の血筋のためにです。確かに、私はか弱く脆い、華奢な肉体の女です。しかし、私は国王としての意志と勇気(胆力)を持っています。それはもちろんイギリス王国のものです。私はイギリス国王の言葉としてあなた方に約束します。兵士の皆さん、あなた方は正しく報われるということを。皆さんが私の臣下である将軍に従い、団結し、戦場で勇気を示すならば、間違いなく、我が王国、我が民の敵に対する輝かしい勝利が間もなく訪れるでしょう!」と。このエリザベス1世の演説が終わった瞬間、兵士たちは地鳴りのような大歓声を上げて奮い立ったのです。戦争を賛美するつもりはありません。リーダーの使命ある行動と言葉の力を歴史から学ぶことの一遍です。

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