空気とあたりまえ
2024.10.25学校のその日の空気は、朝につくられます。登校してくる生徒の心でその日の空気がつくられます。昇降口に向かう歩き方で笑顔のあいさつで言葉かけへの頷きで目と目が合う目の輝きで。毎朝それを感じています。日一日毎日の空気と伝統の空気で学校の空気は出来ているのです。その学校の生徒たちは、その学校の環境で成長する。その学校の環境に応じて成長する。と以前書きました。私は、学校の環境とは、学校の「空気」と学校の「あたりまえ」であると考えています。学校の空気は、学校内の清らかさと落ち着きある整然さと。生徒と先生たちの一人一人を認め合う心と思いやる心と励まし合う心と気に掛け合う心と温かい言葉の掛け合いと笑顔の贈り合いとあいさつの掛け合いから生まれます。そして学校の「あたりまえ」はその空気がつくりますが、その空気に教職員の愛と感性と情熱と「教育力」が上乗せされてつくられるのです。どうでしょう。全ての学校にはその学校の「あたりまえ」があります。その「あたりまえ」は、地の底と空の彼方ほどのレベルの違いがあります。みんなで沈むあたりまえとみんなで伸びていくあたりまえが学校にはあるのです。その学校にいる人は(特に長く)その「あたりまえ」に気づきません!。なぜなら「あたりまえ」だからです。本校に来校したお客様から生徒のいろいろなことで「凄いですね!」と声をかけられます。ありがとうございますと言いながら私は心の中で「これがうちのあたりまえです」と答えます。そして「こんなもんじゃない、もっともっとあたりまえのレベルを上げていきます」と心の中で答えます。心を磨くレベルを。各授業のレベルを。あらゆる教育のレベルを。城北高校の究極目標は建学の精神である「人間をつくる」ことです。選ばれる学校には選ばれる「空気」と選ばれる「あたりまえ」があると肝に銘じ進んでいきます。