人生の価値
2023.10.16本「巻頭随筆 百年の百選(文藝春秋編)」の100人の随筆を土曜日日曜日に読みました。(絶対自慢ではありません!。・・自慢してるのかなあ・・)「名文は、時を超えていく。創刊100周年を迎えた月刊誌「文藝春秋」。創刊号から続く企画「巻頭随筆」の大正・昭和・平成・令和にわたって、司馬遼太郎、遠藤周作、高峰秀子、向田邦子など、錚錚たる文筆家が、奥深き人の世のあれやこれやを綴ってきた。7000を超える寄稿の中から選び抜かれた、100年の100選。」と本の帯に書いてありました。読み終わって、今、100人が書いた自分の思いを綴った文章(随筆・エッセー)が頭の中を回ります。が、特に心に残っているものはありません。しかし、随筆は、表面でないその人間を窺えることができます。表面的に著名で凄い実績のある100人の人となりを知ることができるのです。それを考えると「人生の価値」とは、このようなことだと強く思います。100年の100人の文章を読んだことが人生の価値ではないかと思っています。今は、大正12年1923年(100年前)芥川龍之介が書いた侏儒の言葉一作目の宇宙の大に比べれば、太陽も一貼の燐火に過ぎない。・・眞砂なす數なき星のその中に吾に向ひて光星あり・・と向田邦子さんの楠と夏目漱石の娘さん松岡筆子さの「お札と縁遠かった漱石」が頭に過っています。