鑑賞する
2024.02.15マティスがまた日本に来ました。(昨日から新国立美術館でマティス展)マティスの絵画は若い頃は好きではありませんでした。しかし、いつのころからかマティスの切り紙絵のシンプルな線と色彩に惹かれるようになりました。私は印象派の絵画が好きです。中学2年生の美術の教科書に載っていたアルフレッド・シスレーの絵を観てそれ以来印象派ファンです。モネやセザンヌやルノアールやドガやマネやピサロの絵です。私はシスレーが印象派の中の印象派画家と思っています。(時にはマティスやゴッホも印象派に入ると言われます)このヨーロッパの印象派に大きな衝撃的影響を与えたのが日本の浮世絵です。それも私が印象派の絵が好きな理由です。人間は鑑賞する動物です。鑑賞するから人間は人間であると思うのです。音楽は耳で鑑賞しますが、絵は目で鑑賞します。しかし音楽も絵画もあらゆるものも「心で鑑賞する」のです。マティスの切紙絵の線も色彩も心で鑑賞しています。鑑賞する動物である人間はいろいろなものを鑑賞しなければならないのです。