

「観察」から「気づき」そして「意味」
2025.09.18日本の新聞社全社の新聞に全幅の信頼でなくリテラシー心構えで読みます。(各社の貴重な情報発信には敬意を表します)今日9月18日の朝日新聞「天声人語」にはジャーナリスト魂を感じました。記者魂のはいったコラムだと評しました。ここまで新聞記者としての信念を端的明確に発信する記者がいなかったと。そう思いながらも今、世に流出している文章すべてを本当にこの人が書いたのか?と思ってしまう私がいます。困った時代になりました。これからもっと大変な時代になります。そんなことに対して多くの人たちがいろいろな見解の文章を書いています。(それを疑ったらきりがないですが)。しかし「人類より賢いはずのAIに発明がひとつもない理由」に目が留まりました。「心眼あなたは見ているようで見ていない」の著者でデンマークの戦略コンサルティング会社創立者クリスチャン・マスビアウ氏の言葉です。氏は、あらゆる物事の現象には「意味」がある。その意味を人間が人間の心眼力をもってしっかり「観察」することが新たな発想や発明の道を開くと考えています。そして観察によって得られる「気づき」は、問題の解決、さらに発明への足がかりになると言います。そして「気づき」を起点とせずに捻り出した解決策は失敗に終わる。逆に「気づき」さえあれば、新たな発想へ繋がるのです。とも言います。また、「気づき力」を得るためにはいくつかのスキルが必要です。自分の体全体と全機能で目の前の現象にひたすら注意を向けることや、前景だけでなく物事の「背景」を観察することや、個々の観察を集めその全体はどうなるかを問うことなどのスキルで気づき力をあげると言います。現象に目を向け、耳を傾ける。そこには「意味」が存在します。その「意味」を見いだすことが観察と気づきの本質なのです。と言い、AIは意味づけることができないと言い切ります。。そして氏は、「失望があるからこそ気づきが生れます。哲学は、世の中への失望感をきっかけに人間を新たな方法で捉えようという試みから発展しました。観察の力を使えば、混乱の時代を乗り越え、新たな道を切り拓くことができるでしょう。と語っています。私の目の前に起きている現象を「観察」から「気づき」そして特にそこにある「意味」をしっかりと考えて対していきます。