理事長室
熱血理事長の希望日記

2025.03.13

これからの季節の香りは沈丁花です。もうすぐ香ります。私は、言葉は植えるものと考えます。いや、植えれたらいいなと考えています。いつも生徒の心に植えれたらと思ってきました。19歳の谷川俊太郎の「万有引力は ひき合う孤独の力である」も私の心に植えられた言葉です。心に植えられた言葉。その場所に植えられた言葉。学校に植えられた言葉もあります。卒業生への餞の言葉に心の奥に置いていて欲しいと書いたのは植えていて欲しいでは唐突に思えたからです。今朝の新聞に俳人の長谷川櫂さんが、私が今ずっと思っていることを書いていました。「品」です。ジョン・F・ケネディと今のアメリカ大統領をみて思っていました「品」を。「品性」を学校教育で育てられないものか?。これもずっと前から思ってきたことです。電車の中での座席を譲ってもらう何気ない情景に「品」を感じる長谷川さんです。私に品を語る資格があるのかと考えながら、「品」は家庭でつくられるのかと考えるばかりでなく。生徒の心に言葉を植えて「品性」を育てる学校にしたいと思います。無意識の「お先のどうぞ」は品を少し感じるのです。

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