人間の存在意義
2023.07.25あの「ルポ 誰が国語力を殺すのか」の著者石井光太さんが「言語の本質」の読書感想を書いています。「・・・言葉は人間にとって細胞の一部のようなもの、言葉と人間の深い結びつきは神秘的とさえ感じる。AIがどれだけ上手な文章を書けるようになろうとも、私たちがメロンと聞いて思い浮かべる手触りや香りや味など、AIのそれと異なる。AIはどこまで行っても、人間のようには身体性や経験性を持ち合わせられないのだ。人間は言葉でもって感じ、考え、想像し、表現する生き物だ。ともすれば、テクノロジー全盛の時代で人間の能力が軽視されがちな今、人間にとって言葉とは何かを考えることは、人間の存在意義を考える貴重な体験になるだろう。」と。なるほどです。しかし別の意味で、言葉を考えます。なぜ言葉は国によって違うのか。地球上の世界に住む人たちの国によって違う言葉を考えれば考えるほど、深い深い思いを馳せるのです。私は世界の言葉が解らないのです。世界の言葉が解れば人生観は確実に変わります。でも言葉が通じなくても感じ方思いは通じると信じています。AIは全世界の言葉が解り会話ができるでしょう。感じは伝わるのでしょうか。