アプリシエーション
2024.02.19「城北の7つの学び」の学び1は、一人一人の違いを認め合うことです。20世紀で最も影響力のあるアメリカ人と評価されたこともあるアメリカの作家デール・カーネギーの世界的ベストセラー「人を動かす」の中に「Give honest,sincere appreciation,(誠実に、心を込めて、相手の良さを認める)」の言葉があります。カーネギーは本の中に、この「appreciation(アプリシエーション)」というキーワードを繰り返しつかっています。意味は「ある人や物をきちんと理解する」ですが、そこには相手の良いところを理解してほめるという温かい眼差しがあります。辞書の動詞appreciate(アプリシエイト)には「鑑賞する」と「感謝する」という、2つの意味があると書かれています。この2つの意味は切り離せないもので、芸術作品を心を込めて鑑賞する時、その素晴らしさ(良さ)に感動していると同時にこの作品に出合ってありがとうの思いが湧いてくるのです。人を認めることもそうなのです。相手その人の素晴らしさをしるとその人が存在することにありがたいと感謝します。そして、人は誰しも、アプリシエイトされて嬉しくない人はいません。ますます頑張ろうという気持ちになります。そしてアプリシエイトした人も、ますます尊敬の心が強くなります。私は、アプリシエーションが溢れた学校が城北高校であるといいと思い進んでいきます。