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熱血理事長の希望日記

やなせたかし

2025.08.26

人間の持っている「感性」は使った方がいいと思います少しよりたくさんです。ここで使うとは感じることかなと思います。体育教師を長年しましたが、体育は感性だと考えやってきました。熊本市今のサクラマチのところに50年前岩田屋伊勢丹というデパートがありました。そこのエスカレーターで3Fにあがるとそのフロアーの「隅に」サイン会の看板が偶然に目に入りました。私はえっ何でこんなところにと感じたのを覚えています。そのサイン会には誰も見向きもしない状況でした。サインをする人が可哀そうに思えるほどでした。可哀そうになって近づくと「詩とメルヘン」編集者のサイン会でした。本当にオーラのない「名もないおじさん」のような人の前の椅子に同情の気持ちで座りました。可哀そうに思って「おいで頂いて嬉しいです。お願いします」と言いました。その人は、何か言葉を交わされて色紙にイラストと短い詩とサインをサッサッと書かれて私に渡されました。絵はぼんやりと詩はほとんど覚えていません。サインの字は「やなせたかし」と書いてありました。25歳の私はそのころ季刊誌から月刊誌に変わった「詩とメルヘン」を数回購入していました。東君平さんをこの雑誌で知りました。この人が編集者の「やなせたかし」さんか。とその時思ったのを覚えています。色紙は色紙額に入れて天草倉岳高校の職員住宅の私の部屋に暫く置いていましたが今は行方不明です。ずっと後になって私は「アンパンマンの精神」を子どもたちに話してきました。そのことは、あの時可哀そうになって同情心で前に座った出来事とは繋がっていません。しかし感性は繋がっているかもせれません。

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