理事長室
熱血理事長の希望日記

もっともっと元気になる

2024.01.15

毎朝早朝、真っ暗な中に生徒昇降口を開け校舎内を清掃する職員がいます。こんな職員がいるから城北高校は爽やかな温かい「空気」が漂うのです!。伸びるのです!。今、こうあることに感謝して元気を出して能登半島の被災したみなさんに思いを寄せます。ここから1月13日土曜日地元紙熊本日日新聞に掲載された熊本市出身フリーアナウンサー武田真一さんの能登地震被災地ルポの抜粋です「・・・避難所で生活スペースを見せていただいた。ほとんどは仕切りのない雑魚寝状態だ、想定より多くの人が避難してきて、仕切りや段ボールベッドが行き渡ってない。86歳の女性に話を聞いた。何不自由なく体調も悪くないという。「戦時中から畑仕事で鍛えられていますから」と話す笑顔に神々しさを感じた。「能登や やさしや 土までも」という言葉があるそうだ。能登の人は優しく土までも柔らかい、という意味だ。その言葉の通り、出会った人はみな穏やかに力を合わせ、静かに逆境に耐えていた。輪島市では、もうひとつ、心に残る出会いがあった。底引き網漁を営む笹波守勝さん(58)と港にいった。全焼した朝市通りのすぐそばに石川県随一の漁業基地がある。岸壁は大きくひび割れ、車両は通れない。魚の仕分けをする建物も傾いている。地震で海底の隆起で港の水深が浅くなっていて、このままでは船が出せない恐れがある。「どうにかなるだろう。俺は楽天的な性格だから」と笹波さんは豪快に笑う。「ほかのニュースのことを話してるよ」と。私は思わず泣きそうになる。私たちに、いったい何ができるのだろう。「今は、ただ見ていてほしいですね」と笹波さんは言う。今は支援を受け入れきれないし、そもそも何から手を付ければいいのか分からないという思いもあるのだろう。無力感しか分かち合えない現状は、とてもつらい。しかし、必ず私たちが力を出せる日が来るはずだ。その時まで被災地以外はもっともっと元気になって、力を蓄えておかなくてはならない。被災地の人たちの姿を心に留めて、それぞれの持ち場でこの国を盛り立てていくのだ。今できることはそれしかない。」 このルポを読んで強く共感しました。全職員の皆さんと一緒に読みました。

TOPへ