理事長室
熱血理事長の希望日記

想像力本を語る

2025.02.05

想像力が創造力になるとずっと言ってきました。想像力はどうして生まれるかというと、「本を読む」ことだと思います。もっと言うなら読んだ本を語るときに想像力は創造力に近づくのだと思います。「本を語る」教育は想像力と創造力を育む教育だと考えています。作者が想像したことに自分の想像を重ねるより想像を上乗せすることが本を読む価値と思います。どんな本でも自分の想像力次第で付加価値がつきます。「私が感じる生き生きとした感覚を、電流のように文章に吹き込もうとし、その電流が読む人たちに伝わったと感じるときに驚き、感動する。言語が私たちを繋ぐ糸だということを、生命の光と電流が流れるその糸に私の問が接続しているという事実を実感する瞬間に。」昨年ノーベル文学賞を受賞した作家ハン・ガンさんの受賞記念講演「光と糸」での一部分の言葉です。文章という電流の糸をどう想像して手繰り自分の針に通すかです。

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