商業科教育の精神をしっかりと受け継いで

2013年3月23日

　城北高校の商業科が閉科になることを、心から残念に思っております。商業科が、城北高校を支えてきた時期のことを振り返りますと、素晴らしい生徒たちが卒業し、社会で活躍しており、それをしっかりと育てていただいた先生方お一人お一人の顔が、印象に強く残っております。本当にありがとうございました。
　今後は、商業科教育の精神を受け継ぎ、学校全体で大切にしていきたいと思っております。幸い、現商業科の先生方が城北の中核として勤務されておられますので、先生方の指導を受け、しっかりと受け継いでいきたいと考えております。
　最後になりましたが、商業科を卒業された生徒の皆さん、そして保護者の皆様、指導された先生方に心から感謝し、お礼を申し上げます。

商業科精神は城北魂です

　開学とともに歩んだ城北高校商業科の４５年の精神は、永遠に不滅であります。多くの卒業生の方々が県内はもとより日本全国で活躍されていることに私たち職員生徒は誇りを持っています。その活躍ぶりは、人のために尽くす精神に基づくものであり、今現在の城北スピリッツ・城北魂「自分のことより先ず人のことを思え」として城北高校の教育理念に生き続けているからです。
　商業科は城北高校の歴史そのものであり、建学の精神、「純粋利他の精神、即ち人のために尽くす心を持って社会に貢献する」、そういう人材を城北から輩出したいとの思いとその生き様は、商業科卒業生の人生に脈脈と生き続けていると考えています。それは同時に、今現在の城北高校在校生の中にも生き続けているのです。城北高校は、「心の学校」であるとして心をつくる教育を基盤にした教育理念を貫いています。在校生は、一番大切なものはかけがえのない命、そして一番大切なことはその命を燃やして生きること、命を燃やすとは人のことを思いやることだとしっかりと言い切る生徒たちばかりです。日本一心の豊かな学校にしたい、これが私の願いです。城北高校は、心豊かに人のために人一倍学ぶ生徒を育てていくことを商業科の閉科式に当たりお誓いしますとともに、これからも母校城北高校へのご支援を願い、皆さまの未来に幸多からんことをお祈りいたします。