校長からのメッセージ
ワンダフル校長からのメッセージ

令和6年度 後期始業式

2024.10.11

17世紀、フランスの哲学者にパスカルという人がいました。その人が、「人間は〇〇〇葦である」ということを言っています。〇〇〇を無くすと、「人間は葦である」となります。まず、この「葦」はどんなものかわかりますか。「葦」は、川の近くや道路、雑草地に群生している植物のことです。これが実物です。この葦は弱々しいものを代表しています。つまり、パスカルは「人間は弱いものだ」と言っているのです。私も弱い面をいっぱい持っています。悩んだり悲しんだり迷ったりすることがあります。自分は弱い人間だと思っている人もいるかもしれませんが、基本的に人間は弱いのです。

そこで、〇〇〇に何が入るのかということですが、「考える」という言葉が入ります。「人間は考える葦である」つまり、パスカルは、「人間は弱い面をたくさん持っているが、考えるという力を持っているので偉大である」と言っているのです。考えるという力でその弱さを補うことができるのです。

さて、皆さんの生活はどうでしょうか。よく考えて行動していますか。今何をすべきなのか、何をしたらいけないのか、きちんと考えて行動していますか。人間は弱いからこそ、人間の持っている考えるという力を大いに発揮してほしいと思っています。「人間は考える葦である」覚えておいてください。

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