誇れる先生たち
2023.11.17ChatGPTなどの生成系AIの急激な広まりに、今年4月東京大学は「人類はここ数ヵ月でもうすでにルビコン川を渡ってしまった(後戻りできない道へ歩みだしてしまった)のかもしれない」と見解を出しました。このような、人工知能AIの急速な台頭に応じて、AIに代替えできない人間だけが発揮できる能力を、未来を生き抜く子どもたちにつけてやることが私たち大人の使命であるとも思うのです。情緒と思いやりを持ち、自分で想像し、自分で思考し、自分の言葉で表現する力を人間性をもって育てることが大事になります。本校の学校教育で、いろいろな取り組みがなされ、その中で確実に成長していく生徒の姿から見えてくるものがあります。それは、生徒たちの可能性を引き出す愛と指導力と感性の教育実践をしておられる先生たちの姿です。その実践の中の多くが先生と生徒の会話の力、言葉が力があり読解力と表現力が絡み合い、そこには「生徒から慕われ憧れられる先生」の姿があります。そんな先生たちを心から誇りに思います。生徒たちが先生に憧れることは、日本の未来にとって一番大切なことだと思うからです。延いては、その生徒たちが先生になりたいと考えたり、生徒たちが後に続く子どもたちに憧れられる存在になることにつながるのです。教育の究極目的は、「世界平和」と「地球を守る」です。世界の各地で心が痛む戦争があっている中、地球の温暖化はどんどん進んでいます。地球と世界に目を向け、日々の日常での平和や持続可能な人間社会を教えていくことが今、教育に課せられているのです。誇れる先生たちの仕事が明日の日本を世界をつくっていくのです。