
謙虚
2026.03.18【ある武士が近江の国を旅をしていたときの話。大切な藩のお金を馬の鞍につけたまま馬を返してしまった。武士は藩の金という大切な金が戻ることはないだろうと切腹を覚悟し思案に暮れていた。その夜遅く、そのときの馬子が金をそっくり渡すために武士のもとに戻ってきた。感謝した武士はせめて礼金を渡そうとするが馬子は受け取らない仔細をきくと、馬子の村に住む中江藤樹の教えに導かれてのことという。そこで武士は迷わず、藤樹の弟子となった。この武士こそのちに岡山藩の家老となった熊沢蕃山である。】この逸話の中の人物中江藤樹はこのようなことを言っている。「学者は、まず、慢心を捨て、謙徳を求めないならば、どんなに学問才能があろうとも、いまだ俗衆の腐肉を脱した地位にあるとはいえない。慢心は損を招き、謙譲は天の法である。謙譲は虚である。心が虚であるなら、善悪の判断は自然に生じる。」この中江藤樹は、「虚」とは無我無心といい心における至高の状態だと言っている。中江藤樹という人は内村鑑三が著したした書「代表的日本人」にも登場する周りの人からあがめられ近江聖人と呼ばれる崇高なる学者です。私はこのような教えをこれからの若者にしていきたいと思います。城北高校の「心を磨く教育」として。
