理事長室
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熱血理事長の希望日記

400万円の文庫本

2026.02.05

今から13年前に400円(税別)で購入した文庫本小林秀雄と岡潔対談集「人間の建設」を13年間に何回読んだことでしょう。何回読んでも新たに感動するのですが読解力がないので人に説明できないのです。しかし、この400円で購入したこの文庫本は私にとって400万円の価値があります。いやもっとかもです。本の価値とは、その人にとってそのようなものなのです。自分の人生の生き方をつくる価値です。この本は、文章を書くのでなく会話をすることで(原稿の推敲はしてあるけれど)会話の言葉にその人の人柄がよくわかるのもいいです。文系的頭脳の歴史的天才といわれる小林秀雄と理系的頭脳の歴史的天才といわれる岡潔の二人ですが人間味が感じられる対談で気持ちよく読めます。小林秀雄さんの本居宣長を好きで好きでしかたない感がいいし、岡潔さんのドストエフスキー論とトルストイ論の話もあの巨人岡さんが可愛らしく噴き出してしまいます。二人の「言葉」に私の人生がつくられます。そしてまた、この文庫本の茂木健一郎の解説『「情緒」を美しく耕すために』の文章も私にはとても価値ある文章です。茂木健一郎は解説の締めにこう書いています。・・・生命の本質は、不断なる生成。そうして、脳による創造性の出発点は、一つの「情緒」。だとすれば、私たちは「情緒」を育み、耕し、抱くことに心を砕かなければならないだろう。現代の混迷の中で、私たちはいかに「情緒」を美しく耕すことができるのか。二人の先人が範を示してくれている。・・価値がある文庫本です。そして昨日「スロウ・ブランディング」という本を読みました。その内容を自分のものにできれば、すごく価値ある本になるでしょう。

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