理事長室
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熱血理事長の希望日記

外せないもの

2026.09.29

「ルクア大阪にトキメキ事業部という小さな事業部がある。妄想ショップ、ムダ満喫CLUB、大人の泥団子づくり。生活者のため息を拾う企画ばかりだが、完売とキャンセル待ちを連打している。先日、AI(人工知能)が反響から拾い上げた1行に出会った。『インスタで見ているだけで、豊かな気持ちになる』。読んで手が止まった。来てない。買ってない。歩いてもいない。それなのに、もう豊かだという。レジの外側で何かが始まっている。『中身は同じ、看板が違うだけ』。商業施設が長く言われてきた言葉を裏返したくなった。何を外したらもう【うちの館らしさ】でなくなるのか。1枚ずつ外してみる。立地を。フロアを。館名を。セールも外す。どれも痛い。けれど、外したものは《他の館》にもある。ところがトキメキ事業部を外した瞬間、戻せない何かが消えた。数字には映らないものだ。動員数という数字で測ってきた。だけど軸はそこになかった。館の外から眺めて少し憧れて、いつか行きたいと思う人を、まだお客でないと言い切れるだろうか。そう思ったとき気づく。豊かさの中身はその人の暮らしの隣に座らなければ分からない。ブランドの芯はたぶん人だ。誰かのため息に耳を澄まし、面倒なことを丁寧にやり遂げる社員の姿。そして、会ったこともない誰かが外から見ている。『らしさ』とは自分で名乗るものではない。誰かが外から見て、最後まで【外せなかった】ものである。」この記事は2026年6月10日刊繊研新聞のJR西日本SC開発竹中靖社長の私のビジネス日記帳という囲みの「数字には、映らないもの」と題した文章である。この記事に目が止まることを考える。この記事を自分事に置き換えることを考える。この記事から城北らしさとは?を考える。城北の空気とは?を考える。外せないものを考える。

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