理事長室
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熱血理事長の希望日記

それでも先生になる!

2025.11.10

「学校の先生になろうと思う日本の若者を増やそう!。それが今の日本の重要課題の一つだ!。」「そのためには先ず今ある学校の先生が生徒から憧れられる存在になること」いろいろな場で話をしてきました。うーんと昨日考えてしまったのが、地元新聞の小さな囲み記事(おそらく共同通信社の配信)です。『なりたい職業「教員」1位 高校生10年連続 』見出しの記事。ベネッセ教育総合研究所と東京大学社会科学研究所が共同で行った小中高生へのアンケート結果の内容にです。小中高生合わせて全国の小中高生の数にしたら僅かな僅かな4000人の回答数です。信憑性からは(何十万人のデータが必要です)そのうち高校生が何人かはわかりません。理由は「子どもにとって教員が最も身近な職業だから」と。。高校生が子どもだろうか?その高校生たちが大学の教育学部に進学したかしなかったか。高校生から離れたのか?大学の就活から離れたのか?どのようにして教員志願者が少ないのか?ベネッセ教育総合研究所と東京大学社会科学研究所だったらそこの分析をされることを期待します。そして記事のまとめでは、「・・ただ、実際の公立学校の教員採用試験競争率(倍率)は低下が続いており、教員のなり手不足は深刻な状況だ。ベネッセ教育総研の研究員は『「労働環境や処遇の改善を進め、教職の魅力を高める必要があります。』と指摘している。」となっている。これでは、あまり信用ができない記事です。読んで悲しくなります。現状現実は分かっているが、労働環境や処遇の改善を進めることだけが教職の魅力を高めるのか。私はその部分も大切かもしれないが、やはり私が思う教職の魅力は、子どもたちが成長していく過程での教育現場でその成長に関われる仕事の尊さと素晴らしさを社会が認めることとメディアがその点にクローズアップした報道をすること。そして何より子どもたちに向かう先生の先生としての魅力と人間としての魅力が一番であると信じています。【それでもあの先生のような先生になりたい!それでもあの先生のような先生になる】と思われる先生たちが今も日本中で頑張っている。それでもまだ魅力が足りないと思う。社会もメディアも一緒になってまだまだ若者が先生になろうと思える社会環境と教師集団をつくらねばと思います。

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