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熱血理事長の希望日記

食べる人生とエッセンシャルワーカー

2025.11.14

窓の外に城北高校のマイクロバスが止まりました。窓から見てみると調理科の2年生たちが「笑顔」で降りてきます。『どこに行ってきたんだろう?ああ、そうそう今日は山鹿のフレンチビストロネージュでフレンチ体験をしてきたんだ。だから笑顔でいっぱいなんだ』人は美味しい食事をした時に心が豊かになります。特に料理を作った人の食材への思いや、創作へ込めた思いを感じて食べたときには、より多く食べる幸せを感じます。調理科の生徒は、そのことも学んでいるのです。高校生で調理を学ぶことは凄いことだと思います。食は一生涯の人生そのものだからです。一日一日毎日毎日3度の(何をどう食べたかの)食事×人生年数。その食べる人生は、その人の人間そのものをつくると思うからです。だから調理を学ぶ生徒が羨ましいと思います。調理をする人。毎日食事をつくる人は、食の職人だけでなく「エッセンシャルワーカー」だと私は思っています。毎日食事をつくることは凄いことです。バスから降りてくる生徒に『どうだった?満足しましたか?』と声をかけました。弾ける笑顔で「美味しかったです」と返して教室に行きました。「食事はつくった人の思いを込めて食べる」そう思います。調理科の話をしましたが。城北高校(うち)で学ぶ子はみんな凄いです。学校法人松浦学園城北高校は公教育の私立学校であり文部科学省の所管学校です。しかし、それに加え、厚生労働省所管の「エッセンシャルワーカー」を養成する施設を兼ね備えている高校です。看護師を養成する(表向向きは文部科学省指定になっています)「看護科・看護専攻科」介護福祉士を養成する「医療福祉科」調理師を養成する「調理科」があるのです。このようにエッセンシャルワーカーの養成施設の指定を3学科持つ高校は、県内唯一。熊本県内の公・私立高校の中で城北高校1校だけでなのす。そして普通科の生徒たちもこの「看護科」「医療福祉科」「調理科」の生徒たちの学びを共有する場面があり、どこの高校にもない普通科だと私は思っています。「エッセンシャルワーカー」とは、「生活必須職従事者」とも呼ばれ、社会基盤を支えるために必要不可欠な仕事をする人です。厚生労働省は、緊急事態宣言時に事業の継続が求められる事業で働く人々をエッセンシャルワーカーと定義しています。エッセンシャルワーカーは社会基盤を支えるのです。城北高校の建学の精神は「人間をつくる」です。

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