熱血校長のご挨拶
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熱血校長のご挨拶

魅力ある学校つくりを目指して

2018.01.19

1 はじめに 建学の精神「人間をつくる」

私学の生命線は建学の精神を貫く教育が出来るかどうかです。

本校の建学の精神は「人間をつくる」です。この精神をどう本校教育に貫いていくかそれが魅力に繋がると考えます。それに、魅力ある学校とは、校内にどれだけ人を魅了する「オーラ・雰囲気」が漂っているかだと思っています。そのオーラが学校を生き残らせるのだと考えます。オーラ・雰囲気とは、学校の建学の精神に、教育理念に職員のベクトルが揃っていることです。毎日の教育に誇りを持つ職員の笑顔の数が、職員の溌剌として動作の数が、職員のワクワク感が学校のオーラ・雰囲気を醸しだすのです。そんな学校をどうやってつくっていくかです。

本校の教育理念は「心を磨く」です。

自然豊かな丘の上にある「城北高校」。周りには古墳群や装飾古墳が日本で一番多く存在しているこの山鹿の地を「日本人の心のふるさと」と私は呼んでいます。その丘の上にある学校に続く坂道に「この坂を上れば希望がある」の表示板があります。意味は生徒たち職員たち自分の物語を持てていますが、私は、この坂を上って城北高校で学べば、変わる。変われる。日々成長する。と言っています。そして坂道は人生であり、希望とは人は一生死ぬまで成長出来ることであると生徒に話しています。生徒たちは「この坂を上れば希望がある」を学校スローガンとして「希望コール」をします。

今年で50周年を迎えた本校は、目の前の生徒の心を磨けば100年先に花が咲くと100年の計を掲げて「人間をつくる」という建学の精神をさらに深める教育に取り組んでいます。それは生徒たちの「心を磨く」ことです。仲間と心を磨き合うことを具体的に実践させる教育に取り組んでいます。その指標として、「自分のことより先ず人のことを思え」の言葉を城北魂(スピリッツ)と定め、このスピリッツを高校生活の中で具体的に実践することを生徒たちに考えさ実践させています。

 

2「心を磨く」実践

毎週月曜日の朝に全校生徒朝会を体育館で黙想教育を中心に実施しています。そこで繰り返し繰り返し生徒指導部長が話すしをすることは、黙想の中、自分の「心のコップ」が真上を向いているかの確認です。城北高校の「心のコップ」は誠実さ、謙虚さと教えています。それから「腰骨を立てる姿勢」の確認と後丹田で息を深く吸い込み長く息を吐く「丹田呼吸」の実施と「心の掃除」を確認します。城北高校の「心のそうじ」は人に美しさ気持ちの良さを与えるために自分の持ち場を無言で清め時間があれば他の人の場所を手伝う掃除です。月に2回は生徒・職員全員で「今日の論語」として論語の素読をして論語の仁や徳の道と城北スピリッツを重ねます。

 

3 学びのサポート 三本の矢「希望塾」「希望タイム」「一歩学習」

学ぶ原点を「人に何かを与える力を備えること」と捉え、社会貢献出来る力の育成に努める本校は、普通科・調理科・医療福祉科・看護科看護専攻科の4学科で、謙虚に真っ直ぐ学ぶ「心」つくりから取り組んでいます。各科の専門学習に加え、生徒の学びをサポートする、「三本の矢」を設定しています。先ず特進コースを対象にした「希望塾」ですが、課外後に開く学校内の学習塾で無料で高難度な講義を受講できます。もちろん特進コース以外の普通コースや調理科からも意欲がある生徒は受講しています。次に「希望タイム」これは、全校生徒を対象とした基本の学び直しができる時間。ベネッセのマナトレとタイアップして毎週月曜日の7限目に実施しています。出来るまで再、再々テストを実施します。三本目は、「一歩学習」です。支援の必要な生徒を対象として、放課後、専門スタッフが付いてわかるまで繰り返し学習が出来ます。個々の個性や進度・目標に合わせた「わかる授業」の徹底、「楽ではないが楽しい」校風をつくっています。

 

4 教育は希望

私は、「毎日100人声かけ」を続けています。生徒の名前を読んで、一言その時のコメントの声かけをします。「○○くん 君はいつも気持ちのいいあいさつをしますね。ありがとう」「○○さん あなたはいつも笑顔が素敵ですね」から「昨日、授業覗きましたよ、いい質問していましたね」「図書館の先生に聞きましたよ、君が本校で一番本を読むそうだね」「地域の人から電話がありました、君は人命救助したそうですね」昨日の試合会場の人から電話がありました、あなたは会場のトイレを一人で掃除して帰ったそうですね」などです。必ず全校生徒名前で呼びます。それだけで生徒はこの学校に「居場所」があると思うからです。全校生徒を見つめて名前を呼んで声をかける実行の日々です。何でもないことです。

 美しい学校に美しい心が、生徒さんが底抜けに明るく温かい輝く表情が印象的な学校です。これが本校を訪れる皆さんの本校の印象です。その原因をつくるのは職員のオーラです。私は、県道から学校の正門に続く希望の坂道を、箒で掃きます。清らかな学校へ続く道を登校すると、生徒たちの心は清らかになると信じているからです。校中にある何本かの散水用のゴムホースが整然と渦巻き状に置かれています。傘立ての傘が真っ直ぐ垂直に立ててあります。箒立ての箒もです。生徒の目につく掃除用具入れローカーのドアがちょっとでもあいているロッカーはありません。生徒の目につく校内のものが整然としています。だから本校には塵一つ落ちていません。夏休み校内を隈無く巡回して自転車の駐輪場置き場置くべきところにきちんと置いてあることが大事です。そこから生徒の清らかな心が育ちます。美しい学校からしか美しい心は育たないと職員い常々言っています。

教育は希望であるの信念でこれまで来ました。地球の未来は教育からしか生まれません。教育とは子どもたちに希望を与えることです。目の前の子どもの心を磨き、心豊かな人間をつくることが未来の資源になるのです。

 

「アンパンマンの精神」

今年度の一学期の終業式の式辞で全校生徒に私から夏休みの宿題を出しました。「お先にどうぞ」の声かけ実行です。「夏休みにコンビニやいろんなお店に行くと思います。その店でレジの前でお客さんと鉢合わせすることがあるでしょう。その時には『お先にどうぞ』の声を掛けてください。」と話しました。

本校生徒には常々みんなアンパンマンのような精神お持とうと話しています。ことあるごとに話しています。絵本作家で漫画家のやなせたかしさんが産みの親であるアンパンマンは自分の顔をちぎってひもじい人にあんパンを差し出します。顔をちぎることは自分が傷むことです。自分が苦しい思いをすることです。自分を犠牲にすることです。自分を犠牲にして人に温かい気持ちを差し出す行動ができる高校生になろう。1%でいい1%アンパンマンに近づこうと教えています。

 

「城北フィロソフィ」

「何か手伝おうか」これが城北フィロソフィです。全体職員室や各教科の職員室に掲げています。職員の負担感はオーラを消します。職員が互いに手伝い会う職場の雰囲気を作るその第一歩が「何か手伝おうか」の声を掛け合うことです。そのことを職員の合い言葉にしていく取り組みをしています。

 

「全ての生徒にピグマリオン効果を」

職員室の前面にこの言葉を額に入れて翳しています。 キプロス王ピグマリオンは石像彫刻の名人で自分が彫った女性像に恋してこの像が生身の人間になって欲しいと願い絶対に自分の思いが叶うと信じ切って祈り続けた結果、神が石像を人間の女性に変えたというギリシア神話で、あるクラスのポテンシャルテストで子供数人に超潜在能力があると嘘のデータを示し、それを信じた担任が一年授業をした結果、嘘のデータの子供たちの成績が群を抜いていたというハーバード大学ソーレンダール教授がの研究実験で、ピグマリオン効果と呼ばれた。それを城北高校では「全ての生徒にピグマリオン効果を!」を合い言葉にして、全ての生徒には必ずポテンシャルがあるのだと信じる教職員集団でありつつけます。

教師の心からの期待感です。教師の心からの信じ込みが子供を伸ばすのです。

外山滋比古先生著作「思考の論理学」ほめてやらねばの章にも書いてあります。

生徒を伸ばす方法は「本気でほめてやること」である。とにかく生徒を見つめほめること褒めることです。

 

4希望線を引く

城北高校は心の偏差値で日本一を目指す高校です。そのための希望線を引きます。希望線はビジョンを越えるボーダーラインです。希望線は誰もが自由に引けます。私が引く以下の4本が、私が希望する城北高校生への希望線です。

 1 勉強する理由をしっかり自分ものにしている高校生に

何故勉強しなければならないのか?誰のために学校に行くのか?勉強することで自分がどうなるのか?学ぶとはどんな意味があるのか?そのことを納得するまで考える高校生であって欲しい。人生に於いて良き仕事が出来る力を生きる力とするなら、読解力と想像力と表現力です。この力があればあるほど、人に喜びを与えられるのです。その力をつけるためには学校で真剣に授業を受けることです。

 2 本を良く読み自ら学び自ら考え自分の考えを表現できる高校生に

読書をするには読解力が必要です。読解することで想像力を高めます。想像 力が創造力を高めるのです。紙に書かれた文章のページを捲ることこと、何度も元に戻って読み返すこと、目の前に何十冊の本の現物に触れられ眺められることも本の魅力です。本に接し読書を通して自分の考えを持ち自分を表現できる高校生であって欲しい。

 3 持続可能な地球を意識する高校生に

持続可能な地球を考える高校生でなくてはなりません。宇宙にある地球の上で生活する人間社会がより良い社会になるために、平和の尊さや省エネやエシカルや足りるを知る思想を持つ高校生であって欲しい。

 4 利他の心で徳を積む高校生に

世界を、より良い社会にするための一歩は、目の前の塵を黙って拾う行動が 当たり前になることです。コンビニのレジの前で「お先にどうぞ」が言えることです。温かい笑顔の毎日できることです。学校のトイレを汚さないことです。そんな徳を当たり前に積む高校であって欲しい。この4本の希望線を生徒会役員を中心に全校生徒で考え合う取り組みをしていこうとしている話し合っています。

 

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