

馴れるとは
2021.02.12本校のオリジナルな「希望手帳」を手に持って校内を歩いている生徒を見かけると、「一人一人の生徒たちには無限の可能性があるのだ!」と胸が熱くなります。日々「なぜ教職という道を選んだのか?」と原点に返ります。「馴れるということは何と恐ろしいことであろう。馴れることによって、感謝すべきことさえ不満の種になってしまうのだ。」作家の三浦綾子さんはある体験をこう振り返っています。・・肺結核の療養で長く入院生活をされていた時です、多くのお見舞いの人がお土産を持ってくる中、一人の女性が何も置かず帰っていった。その瞬間「ケチな人だわ」という思いが頭を過り、いつしか卑しく成り下がっていた自分に慄然とした・・と語られています。この言葉を思い出すたびに、自分への戒めの言葉にします。