News List 校長日記
熱血校長の希望日記

銀の匙

2018.12.26

・・・競争社会が求めている能力の世界とは全く異質の、「世界を美しいと感じ、深みを感じる力」が、みなさんの底流に地下水のように潤い満ちているかどうか。これこそが、人生を豊かに生きていくために重要になることを覚えておいてほしいと思います。・・・と齋藤孝さんは、中学生への中勘助著「銀の匙」を読み解く特別授業の中で話しています。また、「読書には、特別な力がある。私はそう確信しています。本は読んでも読まなくてもいいものでなく、読まなければならないものだと断言したい。私自身、これまで多くの読書経験によって思考力が培われたという実感があります。そして、本を読むことは誰にとっても自己形成の最良の方法でもあるわけです。・・・」と授業を始めるにあたって話しています。自己形成・・・私が言う「自分をつくる」ことです。文学を読むことで、自分の世界観や価値観が形成され、自分自身の世界を築いていくことができます。自己は固定的なものではありません。思考を止めることなく、他者をどんどん受け入れるように読書の幅を広げ、重層的に教養を深めることで、アイデンティティは積み重なっていきます。さらに幅広い読書は総合的な判断を助けます。私たちは自己をたくましくレベルアップさせることができるのです。・・・常日頃私が思っている通りの授業でした。

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