

自分の金メダル
2021.05.17「しあわせは いつも じぶんのこころが きめる」悪戦苦闘をして人生を乗り越えられた人たちから発せられた言葉です。何かを継続し切ることから心の根が張っていくのだと思っています。城北高校の生徒たちに話したいことは、「一人一人に、その人にしかない特技がある。それを伸ばそう」ということです。かつて生徒の前でオリンピックでの話を幾つかしました。一つは「世界一100m走が速い超人ウサインボルトもマラソンは苦手でしょう。その人の持つ特徴の頂点がオリンピックです。」と、「康介先輩を手ぶらで帰らせまい。このリレーでメダルを持って帰らせよう。北島康介選手の3人の後輩たちがロンドンオリンピックメドレーリレー決勝の前に決意し合った言葉です。誰れかのために必死になる。その時に思わぬ力がでるのです。」と、「水泳でやっとゴール辿り着く選手がオリンピックに出場しました。その国のスポーツ実情がオリンピックでわかります」と、もっとたくさんあります。オリンピックの頂点を目指すアスリートの鍛錬努力は私たちの想像できないほどの壮絶なものです。その精神に心から敬意を払います。しかし、私が生徒に話したいことは、一人一人自分しか持ってない特技を伸ばしていくことが自分の金メダルを手にすることです。