

立花隆さん
2021.06.25立花隆さんの「知の旅は終わらない」(文春文庫)を読みました。あらゆる分野、あらゆる面、あらゆる角度からの文章です。その中に、「人は無数の小さな旅の集大成」のタイトルガあり、・・・人間の肉体は、過去に食べたもので構成されているように、人間の知性は、その人が過去に食べた知的食物によって構成されているのだし、人間の感性は、その人のハートが過去に食べた感性の食物によって構成されているのです。その人がかつて読んだり、見たり、聞いたりして、考え、感じたすべてのこと、心の中で自問自答したことすべてが、その人のもっともの本質的な現在在を構成するのです。・・・と書いてあります。当たり前のことだと考えますが、その経験の量と深さと濃いさと行動にその人間の本質があると思いました。世界中を飛びまわって人の話を聞く取材を重ね3万冊の本を読んで100冊の本を書いた立花隆さんです。