

夏の花
2021.08.06原民喜の「夏の花」を8月6日から9日にかけて毎年読みます。原民喜76年前の今日広島で被爆した作家です。原民喜を大江健三郎は現代日本文学の最も美しい散文家のひとりと言っています。「夏の花」の文章から人間という生きものについて考えます。そして「夜と霧」ヴィクトール・フランクルのアウシュビッツを思い出します。なぜ人間は戦争をするのかを考えます。その人間が今コロナ禍の中でオリンピックをしています。オリンピックは世界中でルールの中でその種の心技体を究めた人の集まりです。その種で心技体を究めた人が金メダルを手にします。オリンピックに出るだけでも想像できない努力が必要です、その努力は並大抵のものでなく心から敬意を払います。まして心技体の頂点金メダリストには最高の敬意を払います。今本校の医療福祉科の生徒たちが介護技術コンテストの心技体を目指して猛努力をしています。それを見るとスケートボードは出来なくても介護技術の心技体で金メダルを取って欲しいいと心から思います。看護の心技体で、調理の心技体で、そして生き方の心技体で生徒一人一人が金メダルを目指して欲しいいと思います。人間の根は「心(考え方)」です。根を伸ばすこと張ることは、知を得ようとする志で忍耐の経験です。感動することも根を張ることです。人間の心の根が世界をよくする心技体を究めることを目指さねばなりません。