

「米百俵」常在戦場
2021.03.16「米百俵」山本有三の戯曲です。「たった一人しかない自分を たった一度しかない一生を 本当に生かさなかったら 人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」あの小説「路傍の石」の作家山本有三の米百俵。明治新政府との戊辰戦争で焼け野原になった長岡藩の復興に懸ける実話に纏わる戯曲です。藩主の最側近藩大惨事小林虎三郎の思想がこの戯曲のテーマです。その小林虎三郎の思想は、「復興の要は、金でも物でもなく人を育てることである」。です。親戚藩から見舞いとして届いた「米百俵」をひもじい思いの藩士家族に配るのでなく、この「米百俵」を基に学校を建て「人財」を育てる「国つくりは人つくり」の思想でした。劇のクライマックスの登場する「常在戦場」の掛け軸がテーマをまとめます。この「常在戦場」と書いた掛け軸を校長室に掛けています。自分との戦いの意味で。この劇を